医療用ファイバースコープの特徴

生体現象測定記録・監視用機器

【はじめに】
ファイバースコープは対象を破壊することなく、細かい場所まで観察できるので医療や工業分野で活躍しています。
今回はそんなファイバースコープの特徴を紹介します。

【ファイバースコープの特徴を紹介】

ファイバースコープとは、柔らかい素材で作られた光ファイバーを束にし、レンズとアイピースを付属させて作られたものです。先端部分から画像を取り入れ、管を通して画面でチェックすることが可能となっています。
わずかな隙間であっても、ファイバースコープを用いることでしっかりと中を見ることができるのがファイバースコープの凄いところです。
前述のように柔らかく作られていますので、曲がった部分でもそのまま入れて確認できるので、使い勝手のいい器具と言えます。ファイバースコープは、医療用内視鏡やパソコンの修理などにも使われています。

【ファイバースコープの種類】

ファイバースコープは様々な種類があり、異なった特徴があります。

・医療用ファイバースコープ
医療用ファイバースコープは、体の中に異常がないかどうか確認する際に使われることが多く、消化器官用、耳鼻咽喉用など体の場所によって異なる種類が存在します。

・災害救助用ファイバースコープ
崩れた建物の中をチェックし、「内部がガスで充満してないか」「温度などがどうなっているのか」を調べます。また中に閉じ込められている方に向けて水や空気を送り、会話をすることができるようになっています。

・工業用ファイバースコープ
パイプなどの工業用品や建築物の内部など、人間の目では確認することが難しい細かい部分を見ることができるようになっています。小型タイプや耐熱タイプなどがあります。

【医療用ファイバースコープの凄さ】

医療用や工業用など様々な種類があるファイバースコープですが、ファイバースコープの先に処置用の器具を設置することが可能となっています。そのため、ファイバースコープの先に様々な器具を取り付けることで、切除や止血などの医療行為ができるようになっています。早期がんも取り除くことができるようになっていますので、患者への負担を最小限に抑えた治療ができるようになっています。

【まとめ】

医療用や工業用、災害救助用など様々な種類があるファイバースコープの特徴を紹介しました。医療用のファイバースコープは、患者の体内に管を入れて治療を行うことができます。最近では入院なしでの内視鏡手術もありますので、ファイバースコープの重要性がどんどん高まっています。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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