日本学術振興会とは?歴史や目的・事業内容について簡単に紹介
日本学術振興会 (JSPS)とは、次の事業を行うために設立された組織です。
・学術研究の助成
・研究者の養成のための資金の支給
・学術に関する国際交流の促進
・その他学術の振興に関する事業
文部科学省所管の独立行政法人であり、学術振興を目的とした日本唯一の独立した資金配分機関として、人文・社会科学・自然科学に渡る研究者の知的創造活動を支援しています。
そこで、日本学術振興会について、歴史や目的・事業内容を簡単に紹介していきます。
日本学術振興会(JSPS)の歴史
「日本学術振興会(JSPS)」は、1932年に創設された組織で、次の活動を目的とした日本唯一の独立資金配分機関です。
・学術研究の助成
・研究者の養成
・学術に関する国際交流の促進
・大学改革や大学のグローバル化の支援
いずれも研究者の活動を安定・継続して支えることを目的としていますが、次の5本の柱を基盤に、学術振興に不可欠な諸事業を積極的に実施しています。
①世界レベルの多様な知の創造
②知の開拓に挑戦する次世代の研究者の養成
③大学等の強みを生かした教育研究機能の強化
④強固な国際研究基盤の構築
⑤総合的な学術情報分析基盤の構築
日本学術振興会の目的
独立行政法人日本学術振興会は、学術の振興を図ることが最終的な運営の目的といえるでしょう。
日本学術振興会の事業内容
独立行政法人日本学術振興会は、学術の社会的な連携と協力を推進するための事業を行っています。
学術振興を目的とした日本の中核的な機関として、科学技術基本計画など国の学術振興に関する方針を踏まえつつ、学術研究に対する助成・研究者養成の支援・学術に関する国際交流の促進を図る活動を行っているようです。
日本学術会議の会員になった場合、委員会や分科会に参加して審議を行います。
会議に出席した場合、会員には会員手当、連携会員には委員手当が支給されることが特徴です。
会員手当と委員手当は、どちらも日額19,600円が支給され、旅費も実費相当額の支払胃を受けることができます。
日本科学振興会との違い
日本学術振興会(JSPS)と「日本科学振興協会(JAAS)」は異なる組織です。
「日本科学振興協会(JAAS)」は、科学に関わる様々な人々が、垣根を越えて対話・協働する特定非営利活動法人(NPO法人)です。
誰にでも開かれている組織であるといえますが、それに対し「日本学術会議(JSPS)」は、日本の科学者を代表する機関とされています。