看護師とは?医療現場で活躍する医療従事者の種類を紹介
看護師とは、医師の診察にもとづき、診療や治療の補助を行い、病気やケガなどで不自由な生活を送る患者さんに対して、看護を提供します。
看護師の基本的な役割は、主に「健康の増進」「疾病の予防」「健康の回復」「苦痛の緩和と尊厳ある死の推奨」の4つに分けられます。
そこで、看護師について、医療現場で活躍する医療従事者の種類を紹介します。
看護師
看護師とは、看護職で働きたい方が目指す資格です。
大学卒業または看護学校で3年以上の教育を受け、看護師国家試験に合格することで取得できます。
2年制コースの看護学校では卒業しても准看護師資格しか取得できないため、看護師になりたいなら3年以上のコースを選択しましょう。
看護師は、医療現場で患者の心身をケアしつつ、医師・薬剤師・救急隊員などの医療従事者と連携して医療現場を支えます。
准看護師は医師や看護師の指示のもとで、看護や診療を補助する看護職です。
そのため担当業務の範囲は看護師より限定されると留意しておきましょう。
看護師の仕事
看護師の仕事は、傷病者や産後間もない女性の療養上の世話や、診療の補助です。
人を看る仕事であるため、医療機関だけでなく、介護・福祉関連施設など人の生命と生活を支える現場で活躍できる仕事といえます。
日本は高齢化が進んでいるため、今後はさらに医療現場を支える看護師への需要は高まると考えられます。
助産師との違い
助産師は、以下の仕事を担当します。
・妊産婦に対する保健指導
・出産の介助
・産後の母子のケア
・育児指導
・不妊治療を行っている夫婦の相談
・思春期・更年期の性と健康に関する相談
女性の生涯を通じて、性と生殖に関する健康問題に関わる仕事といえるでしょう。
そのため診療所や病院などに勤務するだけでなく、自身が助産所を開業することもできます。
なお、2015年から、「助産実践能力習熟段階(クリニカルラダー)レベルⅢ認証制度」がスタートしました。
それにより、助産師の実践能力が可視化されたため、認証されれば「アドバンス助産師」と称されるため、助産所運営にも役立つことでしょう。
保健師との違い
保健師とは、健康な生活を送るための保健活動を行う専門職です。
そのため主な仕事は、地域の健康データを分析し問題解決に向けた以下の業務が主となります。
・乳幼児健診
・健康相談
・生活習慣病予防対策
・家庭訪問による健康問題の解決支援
・地域づくりに向けた活動
・健康に関する自治体の政策
勤務先は、保健所・保健センターなどの公的機関などです。