外来医療とは?一般診療・専門外来・救急外来の違いや診察方法を簡単に紹介
外来医療とは、医療機関で診察・検査・処置などを受けることです。
入院せずに診察を受けることといえますが、外来患者とは入院していない患者のことを指しています。
ただ、外来医療といっても種類があるため、状況やニーズに合った外来を利用することが必要です。
そこで、外来医療について、一般診療・専門外来・救急外来の違いや診察方法を簡単に紹介します。
外来医療とは
「外来医療」とは、病院や診療所などの医療機関で、診察・処置・検査・治療を受けることです。
入院はせずに、医療機関に通って診療を受けます。
問診・視診・聴診・触診・打診などで診断を確定し、検査や薬剤の処方を行います。
検査方法として、血液・尿・超音波・心電図・レントゲン・CT・MRIなどの検査があります。
外来医療の種類
外来医療は、自身で医療機関に出向き通院するケースもあれば、救急車で搬送されて治療を受ける場合もあります。
そのため外来医療と呼ばれる診療方法は、主に以下の3つに分けることができます。
・一般診療
・専門外来
・救急外来
それぞれ説明します。
一般診療
「一般診療」とは、初診や継続して通院している再診の方の診療です。
体調不良の方などの訪れる窓口であり、幅広い年齢層や症状の方が来院します。
病院で勤務する医師のほとんどは一般診療の担当であり、予約が必要なケースもあれば、来院順に診察をするなど、医療機関によって対応は異なります。
専門外来
「専門外来」とは、一般的な診療や検査で病状判断が難しい場合において、専門的な検査や治療を必要とするときの診療です。
検査機器が多く備えられており、詳しい病状の把握のための検査は、一般外来の医師から専門外来へと移るケースが少なくありません。
セカンドオピニオンとして、一般診療で判断された病名が本当に正しいのか、見定める役割も専門外来で行います。
救急外来
「救急外来」とは、時間外で受診できる外来診療のことです。
事故でケガを負ったときや病状が急変した場合など、緊急性の高い身体的トラブルへの対応を役割とします。
救急隊と連携して救急車により運び込まれた患者への対応を行います。
24時間365日、昼夜を問わず医師が滞在しており、専門的な検査や緊急手術にも対応しています。
また、突然の体調不良で一般診療では時間外または休診日で受診できないときなど、救急外来を利用できます。
外来診療では複数の診療科が連携を取りつつ治療を行っています。