人工呼吸器の種類と無呼吸になる原因とは!

治療用機器

【はじめに】
無呼吸の原因と人工呼吸器の使用方法について知っていますか?
聞いたことはあるけど、詳しくはわからないという方もいると思います。
なのでそういった病気にならない為にもこの記事を通して、今回は無呼吸になる原因のことや人工呼吸器の種類などや使用方法について説明していきたいと思います。

【人工呼吸器を使用することになる原因】

病気の発症により十分に呼吸ができなくなってしまった時などに人工呼吸器を使用し人工的に呼吸を支える必要が出てきます。
人工呼吸器は病気の発症により充分な呼吸ができなくなった患者様の呼吸を人工的に
管理する医療機器です。
脳血管障害・心筋梗塞を発症し突然呼吸ができなくなったり、慢性閉塞性肺疾患(COPD)等により呼吸が著しく低下し呼吸難になった患者様に多く使われる機器になります。
緊急を要する場面と、疾患により段階的に使用するパターンとがあります。

【疾患に応じて人工呼吸器の種類は?】

疾患等により使用用途は異なりますが主にこの二つが多く使われます。

①侵襲的陽圧換気(IPPV)
・気管挿管
口や鼻から気管へチューブを挿入する方法で気道確保の方法の一つです。
・気管切開
疾患により寝たっきりになったり、病状が重い状態の患者様へ人工呼吸器の使用が長期的に見こまれる場合は気管内挿管による対応を取ります。
喉ぼとけの少し下の位置の皮膚を切開し気管カニューレを挿入します。

②非侵襲的陽圧換気(NPPV)
・マスクを利用した呼吸器具
マスクを使用し気管切開やチューブを気管内部に入れない方法以外のもので、マスクを利用し気管内圧を陽圧に保ち肺胞の換気を補助するものになります。

【人工呼吸器の日常点検は大事‼︎】

人工呼吸器を使用している患者さんで、機器の異常や故障により命を危険にさらしてしまう事もあります。また合併症を起こす危険性も高くなります。
機械の電源が入っていなかったり、吸気弁・呼気弁の接続が上手くいかなかったり、危険を知らせるアラームに異常があるなど、機器の日々の点検は必須になります。

【人工呼吸器耐用年数は?】

国税庁が出している指標によれば、医療機器である人工呼吸器は、10年です。
あくまで耐用年数なので、劣化や不具合、故障、誤った使用方法、日々のメンテナンス等により変動はあります。
各機材の保守点検を定期的に行う必要性が高いと言えます。

【無呼吸による体の変化】

眠りについた際、普段のような呼吸がしにくくなり呼吸が一時的に止まってしまう病気です。
呼吸がともる事により一時的に血中の酸素濃度が薄まり血圧が急上昇し色んな病気を引き起こすリスクが高まります。
睡眠が取れない事により心身ともに悪影響を及ぼし睡眠障害になります。
代表的なのが睡眠時、おおきないびきをかき、突然いびきが止まり無呼吸になるといったことが起きます。眠っている最中に起きるので本人の自覚できません。
自覚症状としては翌朝、疲れが取れずだるさを感じる、頭痛がする、昼間に強い眠気を感じる等があります。

【どんな人がなりやすいのか】

肥満の方が多く、20歳過ぎてから肥満になった人は睡眠時無呼吸症候群になりやすいです。
身体だけではなく、舌の太くなっているからです。
舌は顎の中に納まっています。睡眠中は喉の奥に下がっていき気道が狭くなりイビキをかきます。空気の東リ道が狭くなり呼吸しにくい状態になります。
日本人は欧米の人に比べ、顔の骨格が小さく奥行きがありません。その為、痩せている方なども少し太ったくらいで無呼吸症候群になりやすいです。
また高齢の方や疾患をお持ちの方なども呼吸や睡眠が落ちているので睡眠時無呼吸症候群に陥りやすくなります。
子どもや若い方でも、扁桃腺が大きい方や鼻炎症をお持ちの方、鼻から喉にかけての疾患がある方などもリスクが高くなってきます。

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