リハビリ支援するロボットとは?医療ロボットを使ったリハビリは普及する?

治療用機器

医療や介護の分野でも、最新技術を活用することが進められていますが、リハビリテーションにもロボット導入が普及しつつあります。

ロボットを使った医療や生活は、当初はイメージできなかった方でも、だんだんと様々な場面でロボットが使われるのを目にすることで、浸透してきたといえます。

リハビリにおいてもロボット普及が進んでいるといえますが、ロボットを使ったリハビリテーションとは何か、今後普及するのか紹介していきます。

ロボットを使ったリハビリテーション

ロボットを使ったリハビリテーションは、主に身体の機能や能力を改善させることを目的としています。

歩行支援や腕・手の機能のサポート、動作を評価・分析するタイプなど、ロボットの種類は様々です。

主に脳卒中・脊髄損傷・骨折・肺炎といった内科的疾患の治療により、体力が低下している方などを対象としており、状態にあったロボットが使われます。

ロボットをリハビリに使用するメリット

ロボットをリハビリに使用するメリットとして、正しい動作を反復練習できるため、効率的に動きを獲得しやすくなることが挙げられます。

身体をアシストしながら正確な動作を身につけることができ、繰り返して練習できるため、動いていても疲れにくく日常生活や活動範囲を拡大させることにもつながります。

さらに脳卒中などの場合、脳機能の障害などで失った細胞を他の部分で補おうと働くものですが、その働きを促通するのが反復刺激です。

ロボットを使用して正確な動作による反復刺激を与えることで、脳の損傷部位を補う脳機能が促通されるといったメリットもあるといえるでしょう。

ロボットを使ったリハビリの今後

ロボットを使ったリハビリの種類はいろいろあり、たとえば歩行を改善させるリハビリもあれば、腕の機能を改善させたり評価したりなど種類が豊富です。

世界的にも再生医療は注目が高まっているといえますが、脳卒中の再生医療の治療後にロボットによるリハビリを行えば、相乗効果も期待できます。

2020年の診療報酬改定で、ロボットを使った反復練習を行うことによる機能回復も認められており、ロボットによるリハビリが推進される項目も追加されています。

少し前まで介護ロボットを目にしたことがなかった方でも、メディアなどで紹介されることも増え、最近ではいろいろなケースでロボットが使われるようになりました。

今後もいろいろなロボットが普及していくことで、リハビリにもより多く利用されるようになると考えれます。

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