眼科とは?受診対象となる疾患や神経眼科との違いについて解説

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医師が診察する身体の部位や疾病は、診療科ごとに大きく異なります。

診療科は複数あるものの、それぞれどのようなときに受診すればよいのか迷うこともあるでしょう。

そこで、眼科とはどのような診療科なのか、受診対象となる疾患や神経眼科との違いについて解説していきます。

 

眼科とは

「眼科」とは、視野・視力・色覚など視機能の異常や、眼球・視神経・眼球付属器の疾患を取り扱う診療科です。

眼の不調は、高血圧症や糖尿病など、全身疾患のときに症状としてあらわれることもあるため、見えにくさなどを感じたときには受診したほうがよいといえます。

 

眼科受診対象の疾患

眼科の受診対象となるのは、主に以下の疾患です。

・白内障白内障(水晶体が濁ってしまう病気)

・緑内障緑内障(視神経に障害が起こり視野が狭くなる病気)

・糖尿病網膜症糖尿病網膜症(糖尿病を原因として網膜が障害を受け視力が低下する病気)

・加齢黄斑変性加齢黄斑変性(黄斑が加齢でダメージを受けて視力が低下する病気)

・ものもらいものもらい(まぶたにある腺に細菌が感染する急性の化膿性炎症)

・花粉症花粉症・アレルギー性結膜炎(目の表面に花粉などのアレルギー反応を引き起こす物質であるアレルゲンが付着し結膜に炎症を起こす病気)

初めて眼科を受診すると、視力検査・眼圧検査・細隙灯顕微鏡検査・眼圧検査などを行うことになります。

眼をすべての方向に動かしながら、その様子から眼を動かす外眼筋を支配する脳神経が機能している程度などを判定していきます。

診察により散瞳検査が必要になる場合もあるようです。

 

神経眼科とは

「神経眼科」とは、脳神経系の疾患に関連する眼の病気です。

眼科では、主に結膜炎や白内障など「眼球」に見られる病気を診察します。

ただ、眼球以外の病気でも見え方に支障をきたすことがあり、特に眼球と脳はつながっているため、脳神経系の病気を患っている可能性もあるといえます。

神経眼科疾患では、たとえば次のような症状が見られます。

・見えにくさ

・物が二重に見える

・視野が欠ける

など

そのため、目の病気のつもりで眼科を訪れたものの、実際には脳の疾患だったというケースもあるようです。

神経眼科の診療は、頭部画像検査(MRI)・全身検査・管理を必要とする場合もありますが、このようなケースでは高次医療機関と連携しつつ正確に診断してもらえるでしょう。

不安なことがある場合には、実際に足を運んで診察を受けることが必要です。

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