内科とは?診察内容や外科・内科診療部門との違いについて簡単に解説

治療用機器

医師が診察する身体の部位や疾病は、診療科ごとに大きく異なります。

診療科は複数あるものの、それぞれどのようなときに受診すればよいのか迷うこともあるでしょう。

そこで、内科とはどのような診療科なのか、診察内容や外科・内科診療部門との違いについて簡単に解説していきます。

 

内科とは

「内科」とは、風邪・発熱・頭痛・胸痛・腹痛・下痢・悪心・嘔吐・咳・呼吸困難・発疹・関節痛など、一般的でよくみられる症状などでは最初に対応する診療科といえます。

胃腸炎・胃十二指腸潰瘍・逆流性食道炎・喘息・気管支炎・甲状腺・内分泌疾患・アレルギー疾患・インフルエンザなどの疾患などに対応しています。

ただ、よく見られる症状や疾患と感じている場合でも、裏に重大な病気が潜んでいることもあるため、早期に相談したほうがよいといえるでしょう。

 

内科の診察内容

内科の診察は、内科的疾患がないかについて診療・治療していきます。

発育にバランスがとれているか、皮膚の色や光沢、皮下脂肪や筋肉の状態、貧血の有無など視診や触診で検査する項目はいろいろです。

医師が直接体の内部に触れて診察する以外にも、専門の医療機器を使った臓器内部を診察することや、粘液や細胞を採取して検査することもあります。

 

内科と外科の違い

内科と外科の違いは、主に診療部位と診療内容です。

内科では、内臓・血液・神経などについて、薬剤を使った治療を専門的に行います。

対する外科では、内臓・神経・骨・関節・皮膚・などに対し、手術による治療を専門的に行うことになります。

そのため病気の治療を薬剤のみで対応できるのなら内科を受診することになり、病状の進行度によって外科的治療もあわせて行う場合もあるということです。

 

内科診療部門との違い

「内科」とつく診療科は、一般内科以外にも、次のような専門的な診療部門が挙げられます。

循環器内科

呼吸器内科

消化器内科

腎臓・内分泌内科

糖尿病・代謝内科

血液・腫瘍内科

アレルギー・リウマチ内科

感染症内科

脳神経内科

老年病科

心療内科

特定の臓器や特定の病気を内科的に治療する診療科ですが、細かく分かれているのは、臓器や病気に関する研究が進んだことで、それぞれの臓器や病気に関する知見が増えたからといえます。

医師一人ですべての臓器や病気を診ることが難しくなったため、専門的な部門を分けて、それぞれの内科的治療に対応する流れとなっています。

ピックアップ記事

関連記事一覧