町医者とは?かかりつけ医の役割や大病院との連携の重要性を解説

町医者とは、個人で開業している医者のことです。
超高齢社会を迎え、高齢者の生活の質を維持できる管理や支援が求められていますが、その役割を担う1つが町医者ともいわれています。
町医者は長きに渡り、かかりつけの患者の健康を守るため、地域の多くの職種と連携・協力しつつ奮闘しているといえます。
そこで、町医者について、かかりつけ医としての役割や大病院との連携の重要性を解説します。
かかりつけ医とは
「かかりつけ医」とは、患者の健康管理を長年に渡り行う医者です。
町の開業医や診療所のことで、薬の処方や生活習慣改善などの健康管理に大きな力を発揮する医者といえます。
軽い病気や軽度のケガの診察や治療に対応し、重症の病気やケガなどがある場合や、その疑いがあるケースは、大きな病院へ紹介を行います。
町医者の役割
町医者は、地域における医療を担うかかりつけ医として、以下の役割を担います。
・日常的な病気や体調不良等の診察・治療
・予防医療の実施
・健康増進の実施
・医療・福祉・保健の連携
・地域住民との信頼関係構築
・地域医療を取り巻く社会的活動
・行政活動への参加
・保健・介護・福祉関係者との連携・協力
日頃の健康相談や大病院の受診など、判断に困っときの相談相手になることが町医者の役割です。
患者の話にしっかりと耳を傾け、病気・治療・処方薬についてわかりやすく説明をすることが必要といえます。
大病院の役割
大病院の役割は、高度医療提供や地域医療活性化、医療人材養成などです。
大きな手術や検査を可能とする設備を有し、対応できる専門の医師が常駐しています。
重病や深刻なケガなどの患者に、高度で専門的な医療サービスを提供することが大病院の役割です。
先端医療や最先端臨床実験など、小さな診療所では受けることできない治療が行われます。
また、ドクターヘリの活用などにより、地域医療活性化に貢献します。
大病院と町医者との連携の重要性
大病院と町医者が連携することは、それぞれの役割を担う上でも重要です。
まず大病院は、専門的な検査や手術を行うことが役割といえます。
診療所やクリニックなどから患者が紹介状を持参した場合は、適切に受け入れ回復期に入った患者へ身近な病院を紹介します。
なお、大病院では、専門的な分野に分かれて診療を行っています。
救急患者の対応もする必要があるため、病状が安定したら全身の健康管理を含め、かかりつけ医を受診しましょう。