鋼製小物とは?医療現場や手術で使用する種類や将来について簡単に紹介

鋼製小物とは、医療行為の際に医師や看護師の手の代わりとなる手術器具です。
たとえばメスやピンセット、鉗子やハサミなどが鋼製小物に該当しますが、錆びにくいステンレス材などの材質であることが多いといえます。
そこで、医療現場で使用する鋼製小物について、種類やその将来を簡単に解説します。
医療現場における鋼製小物とは
医療現場における鋼製小物とは、傷の処置や手術で使う金属製の器具の総称です。
鉗子・ハサミ・ピンセットなどが害渡欧しますが、鋼製小物の特徴としては以下が挙げられます。
・素材は錆びにくいステンレス材が使われていることが多い
・使用用途により種類が多岐に渡る
・使用する部位に合ったサイズや先端の形状などの特注品もある
・十分な強度と適度なしなやかさがある
医療現場で使用する鋼製小物の種類
医療現場で使用する鋼製小物は、医師や看護師の手の代わりとして使う手術器具です。
代表的な鋼製小物として、以下の種類が挙げられます。
・鉗子…刃のないハサミの形をしており、器官や組織などを挟んで牽引したり圧迫したりする際に使用する器具
・ピンセット…目的物を把持するための器具
・ノミ…骨を切除するための器具
・ハンマー…ノミを叩くための器具
・鋭匙(えいひ)…骨や病巣を引っ掻いて除去するための器具
・持針器(じしんき)…皮膚や血管を縫うため、針を保持するための器具
・止血鉗子…手術において血管を掴み、血が切り口から出ないように止める器具
医療現場で使用する鋼製小物の将来
医療現場で使用する鋼製小物は、手術器械の製造会社が作っています。
製造会社の全国規模の組合を日本鋼製医科器械同業組合といい、加盟している会社は63社ほどあります。
実は最盛期には、300社近くが加盟していました。
また、現在加盟している63社の多くは1社1人で経営しており、製造者も超高齢化しているようです。
後継者がほぼ存在していないため、今後の日本の手術用の鋼製小物の製造者は、いずれいなくなる恐れもあります。
芸術品ともいえる鋼製小物は、無駄のない美しさが保たれており、輝きを放っていることが特徴です。
その上、手術への実用性も保たれるといえますが、今後は若手職人の育成が鋼製医科器械製造の業界に求められます。
今後は若手職人を増やすためにも、若い外科医と若手職人が接する機会やきっかけを設けることも必要になるといえるでしょう。