麻酔器はマメなメンテナンスを
医療機器はなくてはならないものです。しかしメンテナンスの費用が一番かかるのは医療用レーザー機器で、その次が麻酔器ということをご存知でしょうか?
機器によってメンテナンスの必要頻度は違いますが、患者さんに直接接触する機器であるだけに麻酔器のガス供給部・呼吸回路部の点検、整備は重要なものとなってきます。
【麻酔器がなければ始まらない】
手術を行うのに麻酔器は欠かせません。そしてただ麻酔をすれば良いというものではなく、特に全身麻酔では弱くなる呼吸を助けるために必ず麻酔器で酸素を患者さんに供給しなくてはいけません。
どの医療機器も必要なものですが、呼吸ができなければ即患者さんの生死にかかわるものですから、メンテナンスの優先順位としても高い機器です。
【とにかく高い!医療機器】
病院を開業するには、銀行へ融資を頼んだり、医療機器をそろえたり、人材を集めたりと大変ですね。
そんなときにメンテナンスまで頭が回らない!と正直頭がいっぱいいっぱいになっている関係者もいらっしゃるのではないでしょうか。
そして医療機器は購入するだけではなく、きちんと維持しなくてはいけません。
万一壊れたりしたらその費用も数十万~数百万するものもあって大変な金額です。
それなのに麻酔器のメンテナンスをほとんどしない、あるいは雇われた従事者の中にはメンテナンスをすることさえ知らなかった、という人も中にはいるようです。
しかし破損、または整備不良のまま使用することは医療事故につながる危険行為です。
そしてもし自分が病気やケガで病院にお世話になるとしたら、医療機器は定期的にメンテナンスをしている病院を選びたいと思いませんか?麻酔器のガス供給部の部分ももちろんながら直接呼吸に関する呼吸回路部の清潔さは気になるところです。病院の安全、清潔という初心の部分はこれから運営していくのに根幹となるところですから、しっかり維持していきましょう。
【適切な保険に入って安心な運営を】
そんなときには、保険を上手に使えば安心です。
麻酔器も含め医療機器をカバーし、それだけではなくパソコンやエアコンなど医療機器以外のものも保険でサポートすればスムーズな運営ができます。購入した場合だけでなく、リース物件も対応している保険を選べば医療に集中ができますね。病院関係者側にも患者さんの側にも一挙両得となるわけです。
【まとめ】
自動車の車検のように、医療機器には点検、整備をしなくてはいけないという法律はありませんが、一歩間違えれば重大な事故につながる恐れがあるのは自動車も麻酔器も同じです。
定期的なメンテナンスをし、万一に備えて保険に加入しておくことは患者さんの命を守り病院の安定した運営にも欠かせないことです。人々から慕われる病院になるための第一歩として、しっかりと備えをしておきましょう。