レーザーメスにも応用されている高出力のレーザーとは

【はじめに】
医療分野でのレーザーの活用は1980年代に眼科で行われるようになったのが始まりです。
その後、エネルギー熱を利用して腫瘍などを焼灼、蒸発させるレーザーメスが外科手術等で利用されるようになりました。
今回、レーザーの特徴や種類、「高出力」のレーザーなどについてお伝えしたいと思います。
【レーザーの特徴は4点にまとめられる】
レーザーの特徴は一般的に以下の4点にまとめられることが多くなっています。
・高出力
レンズなどで光を集めて密度を濃くすれば太陽光の数百倍以上のパワーが得られる。
・干渉性
干渉性とは、「コヒーレンス」と呼ばれることもあり、光の位相がそろうことで光の振幅を大きくできる性質のことを言います。
・指向性
指向性とは光が広がらずに同じ方向に進む性質のことです。この性質は、測量や計測などの分野で応用されることが多いです。
・単色性
様々な色の光が混ざり合っていなくて同じ色の光で構成されているという特徴です。
【レーザーの種類について】
レーザーメスとして利用されることの多いレーザーの種類について紹介していきます。
・気体レーザー
気体レーザーの中では、炭酸ガスレーザーやアルゴンレーザーがレーザーメスとして利用されています。この種類のレーザーメスは光ファイバーなどを通して患部に光照射を行うことで切開ができるのと同時に、熱で血管を凝固させて止血もできます。
・固体レーザー
固体レーザーの中では、Nd:YAGレーザーなどがレーザーメスとして利用されています。
このNd:YAGレーザーの特徴としては、水への吸収率が高く、人体の深部組織に影響を与えないことが挙げられます。
【高出力・低出力レーザーとは?】
基本的に医療用のレーザーとして用いられるものは、高出力と低出力のものに分けられます。高出力のレーザーは、レーザーを生体組織に照射した結果、修復不可能な損傷を作るもののことで、逆に低出力のレーザーは修復不能の傷などは作りません。
このことからも高出力のレーザーは、レーザーメスなどに応用されていることが多いと分かります。
一方、低出力のレーザーは、気管支喘息や血管疾患など細胞を活性化させることで改善できる症状の治療などにも応用されています。
【おわりに】
今回レーザーの種類、特徴、高・低出力レーザーについてお伝えしました。
内容をしっかり把握して、医療の現場で役立てていただきたいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。