健康維持・増進を目的としたシニア向けヘルスケア機器とは
「ヘルスケア」とは「健康管理」のことであり、健康の維持・増進に向けて行う行為や管理を意味します。
医療機関を受診し、医師を頼ることも健康維持・増進に必要なことといえますが、ドクターを頼らなくても自らが行う自己治療でヘルスケア機器が用いられることもあります。
ヘルスケアは自らの生きる力引き上げ、病気や不調などから解放されることを実現されるためる活動ともいえます。
そこで、健康維持・増進を目的として使われるシニア向けヘルスケア機器について解説していきます。
ヘルスケア機器とは
「ヘルスケア機器」とは、健康維持に向けた管理や運動量の記録、生活習慣病予防などを目的とした機器のことです。
通信機能内蔵により、計測データを保管し、医療機関などと共有することでより健康維持に向けた分析や管理が可能となるでしょう。
ヘルスケア機器の種類として、血圧計・体温計・体重計・体脂肪計・体組成計・歩数計・心電計などいろいろあります。
この中で体組成計の場合には、体重・BMI・体脂肪率・皮下脂肪率・筋肉量・基礎代謝量など様々な項目に関して測定し、情報を集めることができます。
ウェブサービスに登録し情報共有することで、計測した結果を専門家が分析しアドバイスなどを受けることができるといったサービスもあります。
デジタルヘルスとは
「デジタルヘルス」とは、人工知能・IoT・VR・ウエアラブルデバイスなどの最新デジタル技術を活用し、診断・治療・健康維持効果など高めることです。
実際に病気になってから医療機関を受診するのではなく、体調管理を適切に行って医療機関を受診する機会を少なくするという考え方ともいえるでしょう。
年々増え続ける医療コストも大きな問題とされているため、デジタルヘルスにより健康を維持し、健康寿命を延ばしていくことが大切です。
医療に対するデジタル技術の必要性
自身の体が健康か知りたいとき、検査したくても使用する装置は医療機関にしかないため、健康診断や通院の際に測定するしかありませんでした。
しかし自宅で簡単に測定が可能となり、そのデータを医療機関などに送信して医師と共有することができれば、問題があるときにはすぐに対応してもらえるでしょう。
ネットワーク技術を使ってデータを医療機関とリアルタイムに共有するためには、家と医療機関が常時つながっている状態を保つことが必要です。
このような新たなデジタル技術やデバイスが開発されることで、医療を提供してほしいと望む方のライフスタイルにも寄り添う医療サービスが可能となり、通院回数削減=医療コスト削減につながることが期待されます。