内分泌内科とは?検査・治療の方法や受診するべき症状について解説

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医師が診察する身体の部位や疾病は、診療科ごとに大きく異なります。

診療科は複数あるものの、それぞれどのようなときに受診すればよいのか迷うこともあるでしょう。

そこで、内分泌内科とはどのような診療科なのか、検査・治療の方法や受診するべき症状について解説していきます。

 

内分泌内科とは

「内分泌内科」は、ホルモン異常による先端巨大症・プロラクチノーマ・下垂体機能低下症・バセドウ病・橋本病・アジソン病・クッシング症候群・原発性アルドステロン症・褐色細胞腫などの疾患について診断・治療する診療科です。

ホルモン異常は血液や尿の検査で測定した数値から確認できますが、検査しなければわからないため早期発見のためにも早めに受診しましょう。

実際、特徴的な症状が少ないため見逃されやすいことが内分泌疾患の特徴です。

体内ではいろいろな臓器でホルモンが作られているものの、分泌されるホルモン量は極めて精密に調節されています。

そのため、ホルモンを作りすぎることや少なすぎるとき、ホルモンが効果を発揮する臓器に異常があるときには、正しい調節ができなくなってしまい内分泌の病気になってしまいます。

分泌されるホルモンの数は多いため、その中の1つでも異常があれば、先に述べたような疾患にかかるリスクが高くなります。

 

内分泌内科の検査

内分泌疾患か判断するために行う検査は、症状によって異なるものの、一般的には採血や超音波検査などです。

甲状腺機能亢進症で心臓に負担がかかっていないかについては、胸部レントゲンや心電図などで確認します。

 

内分泌疾患の治療

内分泌疾患の治療は、主に欠乏しているホルモンの補充と、ホルモン過剰産生の抑制です。

機能低下疾患については、欠損しているのが原発性か、二次性かによらずに末梢内分泌ホルモンを補充します。

ホルモン抵抗性が認められるときには、抵抗性を低下させる薬剤の使用や、ホルモン刺激薬などが用いられます。

機能亢進疾患については、放射線療法・手術・ホルモン産生を抑制する薬剤などで治療していき、一部の症例については受容体拮抗薬などで治療を進めていきます。

 

内分泌疾患の症状

内分泌疾患の場合、次のような症状が見られます。

・異常に暑さを感じる

・異常に発汗する

・全身倦怠感・疲労感

・手の震え

・体が揺れているように感じる

・眼球の突出

・物が二重に見える

・頻脈

・不整脈

・情緒不安定

・神経過敏

・集中力低下

など

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