医療研修医とは?種類や臨床研修生と臨床実習生について解説

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医療研修制度とは、医師免許の取得後、臨床医として働く上で必要な研修制度です。

正式名称を医師臨床研修制度といい、医師法で定められています。

医師が医師としての人格を養い、基本的な診療能力を身に付けるための制度といえます。

そこで、医療研修医について、種類や臨床研修生と臨床実習生について解説します。

 

医療研修生の種類

医療研修生には、以下の種類があります。

・医師の臨床研修生

・医療技術者の養成機関の学生・生徒の臨床実習生

など

医師の臨床研修生とは、医学部卒業と医師国家試験に合格後、都道府県知事の指定する病院などで2年以上の臨床研修を受ける医師です。

研修医制度とは、医師の人格を養成したり基本的な診療能力を習得したり、医学や医療の社会的役割を認識することを目的としています。

 

臨床研修生とは

「臨床研修生」とは、医学部卒業後に医師として必要な知識・手技を習得する研修を受ける、医師法の定めによる研修生です。

医師免許の取得後、正式採用される前に医療現場で研修を行います。

臨床研修は2年間行いますが、その目的は医師の人格涵養と、医学や医療の社会的役割を認識しつつ負傷や疾病に対応できる能力を身につけることです。

初期研修とも呼ばれる研修であり、内科・外科・救急・麻酔科・小児科・産婦人科・精神科などの診療科で行います。

都道府県知事の指定病院や、外国病院で厚生労働大臣指定の病院での所属が必要です。

 

臨床実習とは

「臨床実習」とは、医療従事者を目指す学生が医療機関の患者と対面し、診察・治療・カルテ記載の方法・コミュニケーションのとり方などを学びます。

患者のカルテや観察をもとにして、病歴や障害歴などを調べることや、検査を行って検査を解釈することも実習に含まれます。

患者や家族と接するときの態度やコミュニケーション能力を育成し、医療チームとの協調性や患者の求めることを理解する実践能力習得を目的としています。

見学実習・評価実習・総合実習などの種類があり、学年によって実習期間は異なります。

医学部や歯学部では2年間の臨床実習期間を経ることが必要といえますが、臨床実習を行う目的や重要性は以下のとおりです。

・学校で繰り返し学んだ操作などを身につけることができる

・教科書にない色々な気付きを得ることができる

・実際の理学療法士の役割を体験できる

・医療従事者としての振る舞いや対象者への接遇など、基本的な態度を実践をとおして学べる

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