日本医療機器工業会とは？安全な医用機器供給と健全な発展を目的としたビジョン
日本医療機器工業会とは、日本の医療が進歩するため、そして安全に医用機器が供給され健全に発展することを目的として、昭和49（1974）年に「日本医用機器工業会（JAMEI）」として設立されました。
平成21（2009）年には主体性の確立強化や情報発信機能向上を図るため、法人格を取得しています。
日本の医療機器業界で強いイニシアティブのもと牽引し、育成・発展に努める一般社団法人として、新たなスタートを切った日本医療機器工業会ですが、安全な医用機器供給と健全な発展を目的とし活動内容やビジョンについて紹介していきます。
日本医療機器工業会の活動内容
日本医療機器工業会は、主に以下のような活動を行っています。
・医療機器業界の実態調査
・各種情報の収集
・ISO・JISの標準化作業
・GHTFなど国際化への対応
・講習会やセミナーの開催
近年は産業界での医療機器産業の存在感が増しています。
平成22（2010）年からは経済産業省による課題解決型支援事業がスタートし、医療機器業界へと新規参入したい企業も増えている状況です。
医療機器業界は変革時代の只中にあり、
・異業種参入
・再生医療
・医療安全
・ICT
・IoT
・バーコード・電子タグなどを活用したトレーサビリティー
・情報共有化
・人材育成
・ロボット工学
・遠隔医療
・グローバル化
など多岐に渡る課題が取り巻いているといえます。
そのため課題解決に積極的に挑戦し、医療機器業界や医療機器企業の成長にするための活動を行っているといえるでしょう。
日本医療機器工業会のビジョン
日本医療機器工業会は日本の医療が進歩し、安全に医用機器が供給され健全発展することを目的に活動を行う団体です。
そのため日本医療機器工業会では、以下を活動のビジョンとしています。
・医療機器の法制度・産業振興における行政への積極的な発言・提案（医療機器への産業振興などに積極的な姿勢で発言・提案）
・常に進化し改良改善を重ねる医療機器の安心・安全の確保（安全管理・電気安全・安全情報の周知など）
・これまでにない製品の開発・マーケット拡大のための医療機器開発事業化をサポート（技術提携やイベントを通して異業種企業との交流）
・日本の医療機器を普及させるための海外展開の促進（海外医療関連情報の紹介・海外展開の促進に寄与）
・高い企業倫理に基づいた公正な事業活動の推進（医療機器産業界における社会的責任の意識高揚）
