医者として働く方法は?医師までの道のりや年数・難易度を簡単に紹介
医者になり、医療機関で活躍するためには、大学の医学部に入学して医学について学んだ後、医師国家試験に合格することが必要です。
合格すれば医者になれるわけではなく、一定期間において臨床研修医として経験を積むことも必要とされています。
簡単になれるわけではない仕事といえるだけでなく、そもそも医学部入学に求められる学力も非常に高いため、ハードルは高めであると理解しておく必要があります。
そこで、医者として働く方法について、医師までの道のりや年数・難易度を簡単に紹介していきます。
医師になる方法
意思になるのは、医科大学や大学医学部などの医学履修課程で6年間学び、医師国家試験に合格して医師免許を取得することが必要です。
医師免許を取得した後に、初期臨床研修を2年間受けます。
初期臨床研修が修了すると医師として医療機関に勤務することになりますが、専門医資格の取得を目指して3~5年は後期研修という専門的な研修に進みます。
大学院進学で学位取得を目指すことや医学知識を活かした医療行政や公衆衛生に従事するなども可能であるため、必ずしも現場の医師として活躍しなければならないわけでもなく、多様なキャリアから選択できるといった特徴もあります。
医師になるまでかかる年数
医師になるまでにかかる年数は、医科大学や大学医学部で教育を受ける6年間と、医師国家試験に合格してから臨床研修医として経験を積む2年間で、最低でも8年間は必要です。
医師になるための難易度
国公立大学医学部は、共通テスト得点率85%以上でなければ合格できず、中には90%の得点率を求められるなど難易度はかなり高めです。
大学に入学後も、日々、勉強をすることが必要となります。
特に医師国家試験は、診療能力に関する出題や、倫理、患者の人権などに配慮した問題なども設けられています。
医師として絶対にしてはいけないことに関する禁忌肢問題は、4問以上など一定数間違った回答をすると、他の試験ができていても不合格となります。
また、医科大学や大学医学部は、授業料も高くなりがちです。
国公立は他の学部と大きな差はないものの、私立医科大や医学部は多額の学費が必要となるため、資金面の工面も必要となるでしょう。
もともと優秀な人材が医科大学や大学医学部に入学するため、医師国家試験の合格率は9割前後と非常に高めです。
しかし医科大学や大学医学部へ進学することが狭き門であるため、医師免許を目指すなら学び続ける強い意志が必要といえます。