医療現場におけるスマホの導入とは?活用するメリットを簡単に紹介

診断用機器

医療機関では、医師や看護師などの職員同士の連絡ツールとして、以前まではPHSを使っていました。

PHSが使用されていた理由は、電波が微弱で人体や医療機器への影響が少ないと考えられたからです。

しかし昨今では、スマホも人体や医療機器への影響が少ないと考えられているため、医療機関へ導入される例も広がっています。

そこで、医療現場におけるスマホの導入について、活用するメリットを簡単に紹介します。

 

医療機関でもスマホ利用は可能

医療機関でもスマホ利用は可能とされています。

従来までは、医療機関で携帯電話の利用は、医療機器に対する電磁気の干渉があるとされていました。

また、マナーなども考慮された上で、利用は不可とするケースも少なくなかったといえます。

しかし現在の携帯電話やスマホは、医療機器の性能が向上したこともあり、安全確保の上で利用するのであれば可能とされてます。

医療機関でのスマホ利用の最大の懸念点は電磁的耐性ですが、基本的には医療機器から1メートル程度離すことを目安としているようです。

 

医療機関でスマホを導入するメリット

医療機関におけるスマホ導入は、PHSよりも便利なツールとして拡大されています。

業務の効率化やサービス向上に役立つツールといえますが、医療機関で導入するメリットとして以下の3つが挙げられます。

・外部機器と連携できる

・データを共有できる

・コミュニケーションを円滑化できる

 

それぞれ説明します。

 

外部機器と連携できる

医療機関のスマホ導入により、様々な外部機器と連携し、機能を拡張できることはメリットです。

たとえばナースコールや見守りカメラ、インターフォンとしても使うことができます。

患者の状況が把握しやすくなり、万一患者にトラブルがあっても、ナースコールとして一斉通知すれば近くの医療従事者が即座に対応できるでしょう。

 

データを共有できる

医療機関でスマホを導入することで、スタッフ間でデータを共有しやすくなります。

スマホを使って電子カルテなども利用できれば、リアルタイムで医療データを共有し、既往歴や検査結果なども確認できます。

カルテの保管場所なども不要になり、場所を取らずに管理できることもメリットといえます。

 

コミュニケーションを円滑化できる

医療機関にスマホを取り入れることで、スタッフ同士のコミュニケーションを円滑化できます。

PHSでは1対1の音声通話の実であるのに対し、スマホはグループチャットやビデオ通話ができることがメリットです。

複数での通話や情報共有が可能となり、内線と外線の集約化で連絡が取りやすくなります。

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