医療現場でタブレットを導入するメリットと活用方法を簡単に解説
医療現場では、電子カルテや患者とのコミュニケーションツールとして、タブレットを導入するケースは増えています。
検査入力などの場面でもタブレットを活用する例は増えていますが、携帯しやすく場所を取らないだけでなく、スマホよりも画面が大きくて見やすいことがメリットです。
そこで、医療現場でタブレットを導入するメリットと活用方法を簡単に解説します。
医療現場のタブレット活用方法
医療現場のタブレット活用方法として、以下が挙げられます。
・電子カルテとして使う
・患者に説明するときに使う
・検査入力や指示確認で使う
・患者本人の操作端末として使う
・在宅医療での情報管理端末として使う
・受付業務で使う
タブレットは携帯しやすいことと、スマートフォンよりも画面が大きいため、患者への説明などにも活用しやすいといえます。
保管の場所も選ばないため、患者のベッドサイドまで持ち運び、電子カルテ画面や医療画像などを使った説明もスムーズにできます。
また、患者本人で操作する問診や再来受付の端末としても使えます。
問診端末は問診内容をクリニックに合わせた自由な変更が可能であり、内容を電子カルテに送るなども可能です。
ただしタブレットを導入するときは、活用するシーンに合った機能が搭載されているか前もって確認しておきましょう。
さらに色々な情報を扱うツールになるため、故障したときのアフターサポート体制についても、確認しておくことが必要です。
医療現場にタブレットを導入するメリット
医療現場でタブレットを導入するメリットは、インフォームド・コンセントを意識した医療サービスが提供できることです。
レントゲン・CT画像・患部スケッチなどを画面に表示させ、見えにくさがあるときは拡大して表示させた説明もできます。
また、画面上の写真や画像へ書き込みやマークをつけて、より解りやすい説明も可能となるでしょう。
患者のバイタルを数値で入力することや、カメラ機能での褥瘡部分の撮影、カルテへの書き込みなどもタブレット1つあればできます。
診療情報提供書を作成したらFAXで送信もできるため、業務効率化を図る上でも便利です。
アプリなどもダウンロードできるため、たとえば訪問先の検索に地図アプリを利用することや、連絡アプリで医師や事務とやり取りをするなどの使い方もできます。
急な往診でも持ち出しやすいため、医療現場でタブレットやスマートフォンを使うケースは増えているといえます。