医療機関が使える補助金とは?制度の種類や助成金を合わせて紹介

医療法人の利用できる補助金には種類もあり、助成金なども要件を満たせば申請できます。
補助金は、国や自治体の政策目標に合わせて、色々な分野で募集されています。
事業者の取り組みを支援するための資金の一部が給付される制度であり、助成金は要件を満たせば支給されるのに対し、補助金は採択されなければ受け取りできません。
そこで、医療機関が使える補助金について、制度の種類や助成金を合わせて紹介します。
医療機関で使える補助金制度
医療機関経営で使える補助金制度は、主に以下の2つです。
・医療施設等施設整備費補助金
・IT導入補助金
それぞれ説明します。
医療施設等施設整備費補助金
医療施設等施設整備費補助金とは、へき地医療の確保と、臨床研修医の研修環境の充実を図るための制度です。
補助対象事業は、以下に分類されます。
・へき地医療拠点病院設備整備事業
・遠隔医療設備整備事業
・産科医療機関設備整備事業
など
IT導入補助金
IT導入補助金とは、中小企業・小規模事業者などがITツールを導入し、労働生産性を向上することが目的の制度です。
申請においては、ITツール導入を支援するパートナーとパートナーシップを結び、申請することが必要となります。
なお、ITツールは事務局の審査を受け、公式サイトに公開されているものに限定されます。
医療機関で使える助成金
医療機関経営で使える助成金は以下のとおりです。
・特定求職者雇用開発助成金
・職場定着支援助成金
・地域雇用開発助成金
それぞれ説明します。
特定求職者雇用開発助成金
特定求職者雇用開発助成金とは、就職困難者の雇用機会を増やすことや、雇用安定を目指すための制度です。
高年齢者・母子家庭の母親・重度障害者などを含む障害を抱える方・避難民などが就職困難者に該当します。
職場定着支援助成金
職場定着支援助成金とは、従業員の離職率を改善したい事業者を支援するための制度です。
評価・処遇制度・研修制度・健康づくり制度・メンター制度などの雇用管理制度の導入などを通じて、従業員の離職率低下に取り組む事業主を助成します。
地域雇用開発助成金
地域雇用開発助成金とは、雇用情勢が厳しい地域の雇用促進を支援するための制度です。
たとえば以下の地域が雇用情勢の厳しい地域として挙げられます。
・同意雇用開発促進地域(求職者数に対して雇用機会が不足する地域)
・過疎等雇用改善地域(若年層・壮年層の不足する地域)
・特定有人国境離島等地域
など