心電図からわかる病気と除細動について

診断用機器

【はじめに】
皆さんは心電図の撮影をしたことがありますか?
今回は心電図と心臓病の予兆ともいえる除細動の症状などについて話を進めていきます。

【心電図とは?】

心電図はみなさん、一度は健診などで経験されたのではないでしょうか?
心電図は電極と呼ばれる装置を胸や腕等に貼りつけ、安静時や運動時の心臓の動き方をみることが出来る医療機器になります。

この心電図で、波のように上下する波形が映されていきます。その波形の間隔や上下の波の仕方を見て心臓に異常がないかを確認することが出来ます。
次の項目では、心電図検査で分かる病気の種類について紹介していきます。

【心電図で分かる病気分からない病気】

心電図検査で分かる病気として、不整脈や狭心症、そして心肥大などが心電図検査だけで分かります。
逆に心電図検査だけでは分からない病気としては、弁膜症や心筋症また先天性の心疾患などは心電図検査だけでは病気だということが分らない為、レントゲン検査やCT検査などをする必要があります。

次の項目では、除細動について説明していきたいと思います。

【除細動とは?】

除細動という言葉を聞いたことはあるでしょうか?除細動の意味やどういったときにおこるのかそんなメカニズムについて話を進めていきます。

除細動とは、分かりやすく言うと心臓の痙攣をしたことにより不整脈が発生し、不整脈が原因で心臓の動きを妨げる一般的に心臓発作と呼ばれるものが起こります。そんな心臓発作を正常に戻すことを除細動といいます。その治療器の名前がAED除細動器というものです。AEDに関しては、種類が沢山あり一般的に使用されているのが赤いカバンに入っている除細動器になります。今では、小中学校やコンビニエンスストアなどいざ必要となったときに見つかりやすい場所には必ず設置されています。

それ以外にも、体の中に埋め込んでしまうタイプの除細動器もあります。ペースメーカーです。ペースメーカーは簡単な除細動器になります。発作等で持病を持っていて不整脈が起こりやすい方には、除細動器を頻繁に使うためペースメーカーとして体に埋め込む方法が主流となっています。ですが、ペースメーカーの形や大きさも以前のように大きくなく、選択することが出来るようになっています。一昔前だと名刺ぐらいのサイズでしたが、今は実際の心臓と同じぐらいのサイズにまで小さくなっており負担が少ないようになっています。そして、ペースメーカーで有名なのがペースメーカーを起動させる為の電池の寿命によって電池の交換の為に再手術が必要なことでした。ですが、心臓の状態に応じた出力を自己調整するタイプのペースメーカーも出ているため、7年~最長で20年は交換することなく使えるものもあるようです。

【おわりに】

今回は、心電図と除細動についてお話を進めてきました。簡単な検査だけで不整脈などの病気が発見できるので、年に1回は数分で終わる心電図検査を受けてみるというのも健康的に生活するうえではいいのではないでしょうか?
除細動になるまえに発見出来れば御の字といったところではないでしょうか?

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